普通車のブレーキを安全にかけるコツは、何度かポンピングしながらゆっくりとかけていくことです。
前方車との距離を確認しながらぎりぎりまでブレーキをかけないので直前で強く踏むのではなく、制動距離を頭の中で思い描きつつ、少し早めにブレーキを踏んでいけば慌てて急ブレーキを踏むこともありません。
制動距離に関しては車によっても異なりますが、毎日運転していると感覚で覚えているものです。
計算式は「制動距離=制動前の車速(km/h)の2乗÷(254×摩擦係数)」となりますが、たとえば時速60キロで走行していれば、制動距離は約20mあります。
空走距離は約17mあるので、ブレーキを踏もうと思ってから実際に車が止まるまでの距離は37mになります。
ただしタイヤが摩耗していると距離も伸びてしまうので注意が必要です。