4t車を利用しようと思った場合には、新車で購入するのか、中古で購入するのか、購入することができないのでレンタルを利用するのかの、どれかの中から選択することになるでしょう。
そもそも4tトラックとは、最大積載量が4tのトラックのことを指しています。
分類としては中型トラックにあたり、極めて高い汎用性を持つ大きさです。
運送業界はもちろんのこと、食品や建設などのほかの業種でも広く使用されていて、車種の多さにかけてはトラックの中でも随一と言えます。
4t車の新車の値段といってもそれぞれのメーカーによっても異なりますが、基本的には1000万円前後と考えておくとよいでしょう。
メーカーによっては500万円ほどで購入できるものもあります。
手軽に買える中古車を購入しようと思う人もいるかもしれませんが、たとえ中古車であっても300万円ほどの費用がかかるのが主流となっています。
購入することができないので、レンタルを利用しようと思う人も多いかもしれませんが、4t車のレンタル料金の相場としては、15000円ほどの業者もあれば27000円ほどの業者まで様々です。
パワーゲート付きや保証サービスなどの有無によって値段は上下しますが、多くの場合2万円から2万5000円ほどが相場と言えます。
業者によっては長期間のレンタルをすることによって、料金の割引きサービスが設定されているところもあります。
このように購入費用だけでもかなりの値段がかかることがわかりますが、購入してからの維持費がいくらぐらい必要なのかも考えた上で購入を検討する必要があるでしょう。
走行距離により、燃料代も大きく変化
4t車だけではなく、維持費には燃料代や税金が含まれてきます。
長距離で使用することが多いのか、それとも市内の配達が多いかなどによって、走行距離は大きな差が出てくることでしょう。
走行距離により、燃料代も大きく変化します。
燃料代を算出することはなかなか難しいので、確実に負担することになる車検時の自賠責保険料や税金などの算出はしっかりと行っておきたいところです。
自賠責保険料は事業用が3万9540円で、自家用が2万8070円、自動車税はエコカー減税なしの場合事業用が1万5000円、自家用が2万5000円となっています。
エコカー減税なしの場合の自動車重量税は事業用で1万400円、自家用で1万6400円です。
車検代を6万6000円と考えた場合、年間の維持費は事業用で13万940円、自家用で13万1620円になります。
これに燃料代を含めた金額が、年間の維持費の合計となるでしょう。
そのほかに任意保険料や駐車場代などが別途にかかることも考えられます。