普通車など車両のハンドルを回した状態で前進させると、前輪より後輪の方が内側を通り、この軌跡の差を内輪差と呼びます。
普通車を運転するときはこの差があることを意識し、ハンドルを切った量が多いほど大きくなり、前輪と後輪の距離が大きい車ほど内輪差が大きくなることを知っておきましょう。
内輪差を意識しないで交差点やカーブを曲がったりすると、ガードレールや縁石に接触しやすくなり、そのためハンドルを握るときは常に内輪差を意識し、もし曲がり角やカーブの途中に歩行者などがあれば十分にスピードを落として内輪差を意識、巻き込み事故を起こさないよう気を付ける必要があります。
この感覚やイメージを身に付けるには、ハンドルを左右どちらかに一杯に切り、ゆっくりと前進させ、サイドミラーなどで後輪の軌跡を確認します。
パイロンなどを置いておくと確認しやすいので、何度もこの軌跡の差を確認することで車両感覚が身に付いてきます。