現在ネットショッピングの普及により、飛躍的に運送業の需要が高まっています。
このため運送業者にとって限られたドライバーの人数で、いかに効率よく荷物を届けるかが運送費削減のポイントになります。
運送用のトラックの中でも、最も使い勝手が良いのが4t車です。
4t車の次は8t車や10t車もありますが、トラックの全長が長くなり乗り回すのには長年の経験が必要になるのと、大型車の免許も必要となります。
このため中型免許で乗ることが可能で、比較的運転しやすい4t車の人気が高いです。
4t車で長距離輸送を行う場合は高速道路の利用が欠かせません。
但し高速料金が運送費に上乗せされ、コスト負担が増えます。
そこで高速代を少しでも削減する方法を幾つか紹介致します。
まずはじめに4t車の高速料金が幾らくらいかかるのか理解しておきましょう。
当然高速道路を利用した距離に比例して料金も増えますが、普通車と比べると普通車が5000円の高速料金の場合で、4t車は6000円となります。
この高速料金を安くする方法として、まずはETC車載器を設置することです。
車載器設置の初期費用はかかりますが、利用頻度が多いと1年から2年で導入費用は回収出来ます。
ETCのクレジットカード選びも大切
各高速道路では利用する時刻によって割引されます。
やはり深夜時間帯は割引率が高く、先ほどの6000円の高速料金の場合、50%も割引してくれますので大いに利用価値があります。
このため深夜料金開始前は下道で移動して少しでも距離を稼ぎ、深夜時間帯になった時点で高速道路を利用すれば良いのです。
深夜時間帯は高速道路も空いており、渋滞の可能性が低いため安定した走行ができ、燃費も向上するためガソリン代の節約にもなります。
またETCのポイントも利用した距離に応じて付与されるため、こちらもある程度ポイントが貯まったら高速道路の一部に充当して下さい。
ETCのクレジットカード選びも大切です。
年会費が永年無料で、カードのポイント還元率が高いものを利用すれば、こちらもポイントで高速料金の一部を支払う事が出来ます。
その他にも4t車の運転方法を改善して燃費が向上すれば、更にコスト削減になります。
例えば同方向の荷物がある場合は、時間が許すならばまとめて運送する事で、何度も往復しないようにする事が大切です。
下道を運転する場合でもカーナビゲーションの情報から渋滞を回避したルートを選択すれば、時間短縮と燃費向上両方にメリットがあります。